4歳差育児の工夫

4歳差育児、ママは孤独感ゼロ、長女はリアルおままごと、次女はいつもハッピーのwin win win!!(^^)

まず、我が家がなぜ4歳差になったかというと、1人目の育児の緊張感と妊娠中の緊張感に私自身が疲れてしまい、また1から妊娠と育児をする気力を蓄えるのに、それだけの時間を要したからです。

長女が2歳を過ぎて3歳になろうかという時に、ふと、外で赤ちゃんを見かけて、何を言っているのか分からない言葉とも言えない音と、ふにゃふにゃした様子をとても可愛いと思い、精神的な充電ができたのかなと感じたのでした。

そんなわけで、4歳差は狙ったのではなく、偶発的にそうなったわけですが、実際4歳差育児をしてみて、良かった点と少し工夫が必要な点を書いてみます。

とっても良い点

赤ちゃんと2人でも孤独感ゼロ

いきなり変な見出しですが、第一子を持った時、多くのママが、それまでの社会とつながった生活から、赤ちゃんとふたりきりの家での生活になって、感じるのが、孤独ではないでしょうか。

自分の可愛い赤ちゃんといて、孤独!?と思われるかもしれませんが、理論的に説明のつかないところで、おいていかれている感覚や、閉塞感、孤独を感じるママは多いのではないかと思います。

私も、第一子が話したり、自分の意思を伝えてくれるようになるまで、笑ってくれていても、一日の終わりになると、今日一日がこの子にとって楽しい日だったかな?と不安に思うことがありました。

また、お散歩をしても、お人形と遊んでも、絵本を読んでも、1人アテレコ状態で、いつも元気で明るく、一定のテンションを保たねば!という気負いがありました。

それが!!

次女を育てている時は、いつも長女がいるので、にぎやか!
孤独とか不安とかそんなこと言っている暇もないくらい、にぎやか!
しかも、赤ちゃんは少し大きな(小さな)子供が好きなのか、長女がやってくれることに次女はいつもくぎ付けで、声をあげて笑ってばかりいたので、いつも、この子は満たされているんだなという安心感を持つこともできました。

4歳差だと、長女が幼稚園にも行くので、その間は、赤ちゃんとじっくり本を読んだり歌を歌ったり、赤ちゃんに合う遊びをしたりという時間も過ごせます。
でも、何をしたら良いかしらと手詰まりになる前に、長女が帰宅するので、それからは基本長女が次女の相手をしてくれて、私は近くで2人の様子を眺めていたり、少し手助けをすれば良かったので、長女の時と次女の時の精神的な解放感は全く違うものでした。

上の子がとっても頼りになる

上記したことにもつながりますが、赤ちゃんが何か可愛いことをしたとき、またはうんちが漏れてしまった!みたいな時。
せっかく可愛い!と思っても、1人だと、誰にも伝えられなくて、こころの中で可愛いなーと思うだけで終わってしまうし、大惨事が起きた時は、1人で無言でアタフタしたりしないとなりません。これが、「キャー大変!」と誰かに言えるだけで、本当に違うのです。この心理は経験しないと分からないものなのかもしれませんが、多くのママは分かってくれると思います(^^)

ここで、上の子がいると、「きゃー!大変!!」が言えるのです。上の子に、一緒に大変だー!と言ってもらうだけでなんでこんなに救われるんだろう?というくらい孤独感を感じず、頑張って大変なことも対処できます。可愛いこと、笑ってしまうことがあった時ももちろん話せます。しかも、目の前の子供(上の子)の話もたくさんあるので、いつも誰かと話をしている状態になります。

これが赤ちゃんと過ごすママには、とても助かることだと思います。
言葉がちゃんと通じる相手がいる。
それだけで、どれだけ救われるでしょうか。

また、4歳ともなれば、ここは危ないから行かせないでね、とか、ちょっとおトイレに行きたいとか、配達が来たから玄関に行ってくるとか、そのくらいなら、危なくないように見ててくれるなんてこともお願いできます。

実際の行動面でも、精神的な面でも、次女の育児において、長女にどれだけ救われたか、書き尽くせないくらいです。

上と下で、人生の段階がとても違うので、どちらも新鮮!

これはもう、本当に2人の段階は違います。
最初から、現在、年少と小学2年生ですが、現在に至るまで、同じステージだったことはないです。

子どもの人生が4歳差など、ほとんど気にならなくなるころには、親の役割もほとんど終えている時期なのではないでしょうか。

全く違う2人なので、それぞれが新鮮で、それぞれがリフレッシュにもなります。

下の子は上の子に憧れて、何でもやることがスムーズに運ぶ

長女の時、ヴァイオリンの練習の習慣を身につけさせるのに、ある一定期間は苦労したのに、次女の時は、長女が毎日必ず練習をするのを見ていたので、苦労するどころか、自分も練習したくてたまらない状態。

むしろ、長女だけ練習して、今日は忙しいから次女はスキップで良いか、と親があまえてしまいそうになると、次女が抗議するほどでした。

公文も同じ。毎日公文をすることが辛い時期のあった長女に対して、やるのが当たり前の感覚になっている次女は、すんなりやります。

その他のことも上記のこと同様で、親が何を言うより、すぐ上の子が毎日一生懸命やっている姿や、楽しそうにやっている何かに下の子は憧れてみているので、何でもスムーズにスタートできました。

学校がほとんど重ならない

これは工夫が必要な点にも書きますが、良い面でもあります。
私自身は年子の次女でした。
すると、行く学校にはすでに、姉を知っている先生たちばかり。
誰それの妹ね、となります。
ところが、4年あいていると、小学校が2年重なりますが、他は重ならないので、例え同じところに行っても、少し記憶にあるくらいで、親しみを覚えて下さりこそすれ、あのお姉ちゃんの妹ね、という感覚にはならないようでした。

これは妹にとっては、すごく嬉しいものです。

4歳差、それぞれの時期

0歳と4歳

0歳次女

おぎゃあ。赤ちゃんは小さい子供の声が周波数の問題で聞きやすいのか、ただ単に小さい子供が好きなのか分からないけれど、長女の呼びかけ、アプローチに毎日嬉しそうに微笑み、目で必死に長女を追っていました。

4歳長女

おままごとやお人形さんごっこに夢中の時期。幼稚園では年少さんのため、年上のお姉さんたちに大切にしてもらって、お姉さんにあこがれもあるので、赤ちゃんが出来たことで、お姉さんとしての自分も楽しめる時期。

また、一人でやりたいことがあれこれとあって、自分でパズルやお絵かき、工作などをするので、ずっと親がそばにいて遊んであげないとならない時期を脱している。

一方、勉強やお稽古を始める時期でもあり、最初のペースが出来るまでは、長女の習い事の練習やお勉強に集中して付き添ってあげたいものですが、次女がまだ0歳のため、十分に長女に付き合ってあげられる。

次女との関係においては、4歳の長女が、私が手が離せない時や用事がある時は、次女のそばにいてくれて、遊んでくれたり、安全を見ていてくれたりと大活躍してくれるので、とっても頼りにできる。

1歳と5歳

1歳次女

だんだん話をはじめ、立って歩き、少しずつ行動が広がる1歳。
でも、まだ誰かに逆らうという実力はないので、1歳は5歳に憧れてついてまわるだけでハッピー。

また、次女は長女が絶えず話しかけてくれるので、言葉の完成も早いし、何でもあっさりできるようになる。

5歳長女

1歳の次女に、まだ誰かに逆らうという実力がないので、5歳は気持ちよく1歳の先生のようにふるまえるのでハッピー。

5歳になると社会がより広がるため、外出の機会も増えるけれど、次女が1歳になっていると、外出に一緒に行けるので、このあたりも好都合。

2歳と6歳

2歳次女

完全に従順な子分ではなくなり、自分がしたいことがはっきり出てくる、自己主張を強く始める時期。自由奔放にふるまいつつも、長女のことは大好きなので、長女といつも遊びたいと願っている。

長女が年長さんになると、お友達とも沢山遊ぶようになるし、卒園を前にしてイベントもたくさん。親の幼稚園関連の仕事も増えます。この時期に次女が2歳なのは、我が家はちょうど良かったです。
言葉がしっかり通じるようになっているので、連れて行ったとしても、約束を伝えることができるし、抱っこしていれば、ただ嬉しい時期でもある、また、パパや祖父母とお留守番が楽しくできるようになっている時期でもありました。

6歳長女

ここが長女にとっては試練と時でした。なぜなら、次女が自己主張を始めてしまったから。それまで保護する対象だった次女が自分に意見をし始めたことに、長女が戸惑ってしまいました。それをきっかけに、長女が少し赤ちゃん返りのような状態になってしまいました。

とは言え、幼稚園では年長さん。
特別なイベントが目白押しで、幼稚園という隔離された自分だけの世界があることで、6歳なりに「個人」が尊重されている気持ちが支えとなり、スムーズに次女の「赤ちゃんから1人の人格を持った子供」への移行を受け入れて、新たな「対等な姉妹」という関係を築くことができました。

ここは詳しく書きたいので、別稿に改めて書きたいと思います。

3歳と7歳

3歳次女

だいぶ自分だけで遊びます。

近くにいて、おままごとやお絵かき、パズルなどしていれば1時間弱は一人で大人しく遊べます。これはとても良い変化でした。
この間に、長女の勉強や習い事の練習にしっかり付き合えます。

また次女は3歳からヴァイオリンと公文を始めましたが、長女の全てに憧れている次女は、自分も公文に行きたい!ヴァイオリンを弾きたい!と切望していたので、さあ、やりましょう!なんて言わなくても、率先して練習をするし、宿題にも取り掛かるので、長女からの影響のおかげで、とても楽でした。

7歳長女

小学校に入学し、本格的に学ぶ時期に入ります。

この時期、3歳になった次女が公文やヴァイオリンを始めたので、勉強をしているのが、練習をしているのが、自分だけではない。
それが、我が家の子供のスタンダードとなったので、以前より勉強や練習を進んでするようになりました。

次女は長女の影響で、長女は次女の影響で、それぞれが影響しあって、そんな空間を作っていました。

まとめ

個人的には4歳差育児はとても良いです。
一番はとにかく自分に気持ちの余裕があること。
2人の人生の段階の違いにより、どちらも新鮮に楽しめること。

4歳も離れていると、関係の薄い姉妹になるのではないか、と心配される方もいらっしゃるかもしれませんが、こんなに年齢差があっても、いつも一緒にくっついて、ごちゃごちゃとやっています。

兄弟喧嘩もしっかりやっていますし、できるレベルは違っても、同じことを楽しそうにやっています。

他の年齢差の育児をしていたら、その楽しさと良さが同じくらいあるのだと思いますので、4歳差が一番良い!ということではありませんが、学校が重ならない、兄弟間の年齢差が少し離れる、4歳という微妙な年齢による心配も多くイメージされそうな4歳差育児ですが、こんなに良い点もありますよ!ということがお伝えできたら嬉しいです。

次の稿では、4歳姉妹育児をしている中で工夫が必要だったことを書きたいと思います。

しぇんこ

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